南アフリカ電力危機

南アフリカは夏の電力消費量の少ない季節というのに突然電力危機に陥りました。
Eskom の発表によれば現在の処ステージ1から4迄の段階でLoad Shedding
（計画停電）を継続するとの事です。
ステージ１では1000MW、2で2000MW，3で3000MW，4で4000MWを
削減するそうです。
発表された計画停電の実施内容は次のようになっています。

ステージ１－1000MW　4日間に3回、　各回2時間、もしくは8日間に3回、各回4時間
ステージ２－2000MW　4日間に6回、　各回2時間、もしくは8日間に6回、各回4時間
ステージ３－3000MW　4日間に12回、　各回2時間、もしくは8日間に9回、各回4時間
ステージ４－4000MW　4日間に12回、　各回2時間、もしくは8日間に12回，各回4時間

これは地域によってローテーションします。

例えば先週の水曜日は我が地域ではステージ4となり、04:00～08:30、20:00~00:30と
2回も停電、次の日木曜日は16:00～20:30と停電が続いています。

2008年、2014年にも電力不足のため頻繁に停電が起きた事がありますがその時は
一日に何回も小刻みに停電がありしかも予測もつかず皆パニック状態に陥りました。
今回は便利にも”停電アプリ”というのがありそれに頼ればおおよその目途はつくので
それなりにプランを立てられ少しはイライラも軽減されます。

南アフリカ経済にとって大きなダメージがあるのは当然深刻な問題ですが
身近な所では日常生活に支障が出ることです。
停電になると先ず困るのは信号がストップしてしまう事、大渋滞が発生するので
到着時間が予測できない事。
又ジェネレーターが設置されていない個人商店などは売り上が大幅に落ちています。

エクスパートによればEskomがこの窮地から脱出するには少なくとも5年はかかるだろう
などという悲観的な意見も出ています。
只南アでは5月に総選挙があるのでその前にLoad Shedding は一応解決するだろうと
いうのが夫の見解ですが、選挙後ANCが勝利を収めた後は再開するかもしれません。

さて停電に備えて私が少なくとも準備するのは

１、ランプ、携帯、パソコンを十分に充電しておくこと。
２、蚊取りマットを早めにスイッチオンしておくこと。
３、冷凍庫に氷を買ってきていっぱい入れておくこと。

ぐらいでしょうか。



非常用ランプ、本が読めるぐらい明るい。


お湯を沸かすぐらいはこれが活躍。
前の電力危機の時からのカートリッジを捨てないでおいてよかった

Baobabの実はスーパーフード

ちょっと買いたいものがあり久し振りにオーガニックマーケットに行きました。

ここはMichel Mount Schoolの敷地内で木曜と土曜日に開かれます。
オーガニックの野菜を始め色々な食品、手工芸品、洋服等様々なお店に加え
食べ物屋もあって結構楽しい時間を過ごすことが出来ます。

目指していたものから外れて目に留まったのがBaobabの実。



珍しいからとお願いして一つ貰ってしまいました。

Baobabの実は”Tree of Life”と呼ばれ枝についたままで乾燥する唯一の実とか。
抗酸化作用が強くビタミンCが豊富なスーパーフードだそうです。
パウダー状になっているのを買ってみました。
酸味のある味ですから紅茶やジュースなどに入れて飲むとよいようですが
植物繊維が半分ととても多く含まれているので一日に小さじ2杯ぐらいが適量です。



ついでに隣にあったMarula Nut Butter（アマルーラの材料となる実）も。



夫はよくわからない植物のお茶を買ってしまいましたがこれは失敗だったよう。

つい色々なものを買ってしまうので危険な場所ですね。