暴走する市民

世界で一番ジニ係数が高いとされている南アフリカ、アパルトヘイトが終わって
皆が平等の社会が来ると信じていたのに貧富の差は広まるばかり、人々の
フラストレーションは募る一方です。

数多くのストライキ、少しでも良い生活を求める気持ちは理解できますが
今回続けて起きた列車事故は許せない暴走です。

１月３１日、プレトリアで列車衝突事故、同じ日にダーバンでは列車の放火事件、
いずれも罪のない乗客を巻き込み、特にプレトリアの場合３００人の負傷者を出す
大惨事となりました。

プレトリア事故の背景にはケーブル盗難の為信号が作動せずに起きた事件ですが
一部にはストライキ中の従業員がケーブルを盗んだサボタージュともいわれています。　

ダーバンの放火事件はこれまたケーブル盗難事件があり列車が３０分遅れた為
苛立った乗客が列車に火を放ったといいます。
その上乗客をシャトルする為に手配されたバスに向かって石を投げつけるなどの
暴力行為まで発生するという事態まで起きたそうです。

どちらの事件も背景にはケーブルが盗まれたというこれまた南アフリカ特有？の
犯罪事件がありますが、”Metrorail”　によれば１月１８日から始まったNTM
（National Transport Movement）のストライキ以来Braamfonteinで３台、
Croesusで１台、Capetownで列車火災事故と立て続けに発生、偶然にしては多すぎると
NTMの行動に疑問を抱いているようです。

ストライキは労働者の権利ですがここまで暴走していいものでしょうか？

コメント 1

こんにちは。

そちらは
ケーブルの盗難などがあるのですね。
それが事故に繋がるから
危険な行為ですね。

日本では、１０年ほど前に、
電線や溝を覆っている金属などが
沢山盗難された時期がありました。

中国の勃興気で、金属が足りず
日本で盗んで中国に持っていく
というものでした。

各国の国民気質はいろいろですね。
by yamagtxp (2013-02-05 09:51)